2004年11月20日16:09 駒場スタジアムのゴール裏で、心から愛する浦和レッズの優勝を見届けることができました。タイムアップの瞬間まで調子のわるい喉に鞭打って必死に声だして・・試合に負けてい、呆然としているところに「マリノス勝利!」の場内アナウンスが・・・「やっぱ大一番ではこうなっちゃうのか・・・」とがっくりきていたところでうれしいというか、その瞬間はホントびっくり。そして、体中に電気が走ったようにじーんと来て・・・
今日はゴール裏のひな壇最上段でサポートしました。この場所は初めての場所だったけど、
駒場では固定した場所では今まで観戦できなかったので、特にこだわりはなかった。逆に
いろいろな場所・角度でレッズを見てきたので、「どこでもいいからそのときは駒場にいたかった」というのが本音。今日は目の前は「S君」で、優勝のかかった一番で彼とサポートできたのはとてもうれしかった。その彼が、優勝決定のアナウンスのあとから泣き出したものだから、僕もそれを見て、涙があふれてしまった。しばらく止まらなかった。
駒場はいいですね。やっぱり。みんなの目的がはっきりしている。紙吹雪はTVなんかよりももっと迫力だった。ホントにすごかった。日本のどのスタジアムでもこんなサポートはできやしない。ものすごいテンションでサポートに入って行けました。そして戦いきることができました。
95年の駒場リニューアル後、夜7時からの試合のために夜明けの薄暗いうちから並び、jinさん、nigoeさん、それにちーこさんたちと紙ふぶきを作りながら時間つぶして、それでも勝てなくって・・・を繰り返してきた。J2から上がってきたチームには初勝利を献上し、連敗のチームには連敗ストッパーとなり、「ここで勝てば首位」というところでやはり勝ちきれず・・・それでも「レッズサポをやめる」なんて考えもしなかったんですよね。その頃からずーっと夢見てきた「優勝」・・・やっと実現できたんですよね。
大宮の三浦さんが試合後言ってました。「3年前は、サッカーの神様が「サッカーとはあなたが考えてるほどそんな簡単なものじゃないんだよ、もっと苦労しなさい」って・・・年月を重ねてやっとこのチームを認めてもらえたんだと思う」と。優勝もやっぱりそう。サッカーの神様は12年間レッズに修行をさせてきた。頑張っても、頑張っても「まだまだ」と・・・だから、今日の優勝はごほうびだけれども、敗戦には「まだまだ」なんだと思う。2週間後から始まるCSで、
浦和レッズの新しい歴史が始まるのだと。
叶わないものをかなえる力が
世界にはずっとあふれている。
君への想いが勇気に変わるころ
光がそっと差し込むだろう
~倖田來未「奇跡」
この歌を試合前にリピートしながら30回以上聴きました。
勇気を持ってサポートし続けられた私達に、そして駒場に
光は差し込んだんです。